「死角」

f0126840_21474078.jpgホームへの階段である。
階段の裏側に改札口があるので、階段を下る人は大勢いる。
しかし、階段の向かい側(手前側)にはエスカレーターがあるので、
上る人は滅多にいない。
改札口を入ると、目の前にエスカレーターが見える。
回り込まないと、この階段は眼に入らない。

車輌が到着すると、人がドッと降りてくるが、それが途絶えてしまうと、誰も通らない。
この階段は、見事な「死角」なのだ。


仕事が終わると近くのコンビニへ向かう。
酒パックを3つ手に取って、レジへ持っていく。

バーコードを上に向けてレジに置く。
同時に5百円玉を差し出す。

ピッという音がして、金額(471円)が表示される。
袋に入れてもらい、お釣りを受け取って、足早にコンビニを出る。

コンビニを出て、歩きながら酒パックを一つ飲み干す。
(夜、外灯の明るさでは、何を飲んでいるかまでは判るまい。)

駅に着いたら、この階段を上りながら、酒パックをもう一つ飲み干す。

今から5年程前、毎日この階段を上るのが日課であった。
(「死角」を探して・・・。)
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by enantio-excess | 2007-03-19 22:05


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