昨晩、硬貨の形をした大きなチョコレートを食べる夢をみた。
舐めてみたが、味がしない。 口に咥えてみたが、薄っぺらいし、噛んでも割れない。 DVDのディスクだったという結末である。 一旦、目が覚め、「おかしな夢を見るもんだ。」と思いつつ、また寝た。 朝、起きて驚いた。本当に、DVDのディスクを食べようとしていたらしい。 寝ぼけていたらしく、舐めた後が残っている。再生出来るのかどうか、不安である。 たまに、夢と現実の区別が付かなくなる時がある・・・。 小学校4年生頃のことであるが、給食の配膳を受け、自分の席に着いた。 5~6人で机を向い合せにして、班毎に給食を食べるのである。 かなり早めに配膳してもらったから、友達が配膳を済ませるのを待っていた。 全員で『いた~だきますっ』と唱和してから食べ始めるのである。 木造校舎で、薄いガラス窓から、太陽の光が差し込んでいたのを覚えている。 太陽の光を浴びながら、目の前のトレイの上に乗った、コッペパンをじっと見つめていた。 教室は騒がしかったのだが、しばらくすると、音が聞こえなくなった。 『いただきます』を済ませたのかどうか、あやふやになってきた。 当時も、食べるスピードは遅い方であった。(あれ、『いただきます』をしたっけ?) (何をぼんやりとしているんだろう、早く食べなければ!) はっきりと意識が戻ったのは、担任に叱られている時である。 「どうして、待てないの?」(自分でも判らない。) 「みんなで『いただきます』を言ってから食べないとイケません!」 席に戻ったら、端っこがほんの少しだけ齧られたコッペパンが、トレイの上にあった。 空腹に耐えかねていた訳でもない。『いただきます』を言ったかどうか、判らなくなったのである。 説明しても、理解してもらえないだろうから、『ゴメンなさい』とあやまったのだが、『太陽のせい』だったように思う。
by enantio-excess
| 2007-04-23 23:58
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