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遭難

酔っぱらっては、家の中でよく遭難した。
ニ階で寝ているのだが、トイレは階下にある。夜中、トイレに起きて用を足す。
用を足すまでは、一種の切迫感があるのだが、用を足してしまうと、意識が飛ぶ。

蚊に刺された痒みで気が付くと、二階の寝室ではなく、階下のソファーで寝ている。
階段を昇るのがのが億劫になるのか、寝転んでしまうようだ。そのまま、眠りについてしまう。

階段の登り口には、大きさは座布団二枚ほどの、小さなカーペットが敷いてあるのだが、ここでも、よく寝たものである。
気が付くと、小さなカーペットの上に、丸まって寝ているのである。
(おかしいなぁ、何でこんな所で寝ているんだろう???)
フラフラと起き上がり、階段を二階へと昇ったものである。

そのまま、布団にもぐり込めれば良いのだが、とりあえず、別の部屋のカーペットの上に寝転がる。
うつ伏せに寝転がって、頬杖をつこうとしたのだが、手が滑った。
顔面は支えを失い、押入れに向かって、自然落下した。
カーペットと押入れの敷居は3cm程の段差がある。右目が段差に直撃し、瞼が切れ、視界が赤くなった。

嫁はんを呼んで傷口をみてもらった。
「どうなってる?」
「ああ、ちょっと切れただけやん。」
(薬学出身で、解剖もしていたから、血を見るのは平気なのである。)

冷たい嫁はんだと思った・・・。
by enantio-excess | 2007-04-28 00:00


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