2007年 01月 29日 ( 1 )

f0126840_22404895.jpg今日も、見送ってくれる嫁はんと長女に手を振って家を出た。
最寄り駅までの道のりを歩きながら考えた。
数年前は毎朝、嫁はんを睨み付けて、家を出ていた。
もし本気になれば、自分は嫁はんに、毒殺されていたろう。

嫁はんは、薬剤師である。その気になれば、どんな薬物でも仕込めた筈だ。
殺意は芽生えなかったのかな?

子供が、ヘルニアで手術した時のことを思い出した。
麻酔が切れて痛がる子供に、医者が鎮痛剤を注射するという。
嫁が医者に鎮痛剤の分類を質問する。「○○系ですか?」
「はい○○系ですが。」と医者。
「副作用があると思うので・・・。」嫁が答えると医者の手が止まった。
自分は、嫁と医者のやりとりを見守るだけである。
子供は痛がっているのだが、医者は注射しかねている。
ようやく自分の役割に気が付いた。
「構いません、打ってください。」
医者が注射を打つと、しばらくして、子供は泣き止んだ。


嫁はんには、よく暴言を吐いた。
関西人は「お前、あほちゃうか?」と言われても、聞きなれているので、あまり腹が立たない。
(「あほちゃいまんねん。ぱーでんねん」と返せるくらい・・・)
「馬鹿じゃない?」と言われると、耐性がないので(馬鹿なのかなと考えてしまい)、心にズキっと来る。

自分は嫁はんに「お前、アタマ弱いんとちゃうか?」と事あるごとに言った。
単に知識がないとかではなく、記憶力や判断さえも否定する。
相当効いたようで、黙り込んでしまったのを思い出す。

毎朝、薬剤師らしく、シアナマイドをきっちり計量してくれるのが、気に入らなかった。
嫁はんが見ていないすきに、こっそり流しに捨てたこともある。
酒断ちするまで、時間がかかった。
元来、脳天気な嫁はんに、暴言を吐き続けながら・・・。
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by enantio-excess | 2007-01-29 22:49