2007年 02月 02日 ( 1 )

2月2日

f0126840_23275012.jpg五年前の今日、断酒会の例会に初出席した。
入院したのが1月25日で、一週間は外出禁止だった。

毎日、昼過ぎに館内放送が入る。
「AA、断酒会に行かれる方で、まだ届けを出していない方は・・・」
夕方になると、早メシ食って出かける人達がいる。
お仲間の一人に誘ってもらった。初めて例会に出席したのが2月2日である。
残念ながら、自分を誘ってくれた方は、もう、この世にいない。
一昨年に、奥さんから喪中葉書が来て、亡くなったことが判った。

外来で通院治療していた頃、精神科の医者は自助グループを勧めた。
断酒会とAAがあるが、自分にはAAの方が向いていると思う。
断酒会というところは、飲んだ時には、会の皆さんに正座して謝らなければならないという。

精神科の医者に反発した訳ではないが、自分は断酒会員である。
断酒会は和室の場合、正座して発表をするが、飲んでしまったからといって、謝る必要はない。
精神科の医者も、もう少し勉強して欲しいもんである。

初めての例会で何を話したか覚えていないのだが、外来の医者に聞いてイメージしていたのと随分違っていると感じた。
司会の人が「また来週も来て下さいね」と声を掛けてくれたのがうれしくて、次の週も参加した。
別の例会場で、家族の体験談を聞いた。話を聞いていると、とんでもないアル中である。
どんな奴だと思っていたら、司会をしていた方が、ご本人とのこと。どう見てもアル中には見えない。
それからは、毎晩の様に例会に行った。

毎晩、出かける自分を、笑っていた患者さんがいる。
何度か、誘ってみたが、行こうとはしなかった。
毎朝、シアナマイド飲んでるのに、外出して飲んで来たらしい。
顔は真赤で布団かぶって寝ていたが、強制退院を喰らった。
「自分は騙された」という。抗酒剤は、長時間効かないと吹き込まれたらしい。
その後も、しばらく外来通院していたようだが、会うたびに
「酒やめてんの?」「止めてないんですか?」「止めれるわけないやん!」の繰り返し。

最後に見たのは、外来の待合室で、その人が座っていたところだけ、水がこぼれたように濡れている。
患者さんが、掃除のおばちゃんに「拭いてくれ」と声を掛ける。どうやらオモラシしたらしい。
今その人が、どうしているか、判らない。
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by enantio-excess | 2007-02-02 23:32