2007年 05月 02日 ( 1 )

否認

f0126840_23174979.jpg勉強熱心(?)だったので、早い時期に自分は依存症だろうと気が付いた。
しかし、認めてしまうと、飲めなくなるから、認めようとしなかった。

「アルコール依存症ちゃうん?」嫁はんに、そう言われた時は、
「ちゃう、ちゃう(違う違う)」と否定したのだが、
休み明けに起きれない日が続き、ついに病院に行くことにした。

医者が久里浜式スクリーニングテストを始めた。
久里浜式そのものは、初めてだったが、間違いなく依存症との結果が出るだろうと思っていた。点数を計算して、医者が言う。
「立派なアルコール依存症です。」「お酒は一生飲めません。」
(いよいよ、宣告されたか。これで、もう飲むことは出来るまい。)漠然と考えた。

意外だったのは、診断結果を聞いた、嫁はんの言葉である。
「飲みすぎることはありますが、アル中ではないと思います。」
医者の診断を否定したのである。

ようやくこちらが認めたのに、嫁はんは「アル中ではない」という。
自分は医者の診断は正しいと考えているから、医者と二人で嫁はんに説明する。
(今思えば、不思議な光景である・・・。)

抗酒剤を処方してもらって、外来通院を始めるのだが、離脱症状は無かったように思う。
自助グループも薦められたが、寄り付きもせず、やがては、以前のように飲み始めた。
それから4年後、1年振りに外来へ訪れた時、嫁はんは医者の前で涙を流すことになる。

アル中と自覚しただけでは、酒は止めれません。
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by enantio-excess | 2007-05-02 23:27