2007年 09月 20日 ( 1 )

CM

f0126840_23105731.jpg連休中に、ウィスキーのCMを見た。別嬪さんが出てきて、グラスに入った茶褐色の液体に氷が浮かんでいる。
氷が、からんッと音を立てる。飲んでるシーンは映らないのだが、妙に、魅せられてしまう。
この手のCMには、弱いのである。(写真は某メーカーのもの)

しかし、冷静に見れば現実離れしたCMである。プライベートでの出来事との設定なのだろうが、あり得ない。

まず、浮かんでいる「氷」についてであるが、個人の冷蔵庫で作れるはずがない。
水には空気が溶けているが、氷になると行き場が無くなってしまい、細かい空洞になる。
白く濁った氷しか、出来ないのである。透き通った氷なんぞ出来る訳がない。
形状もあり得ない。家庭用製氷機の氷はもっと小さいし、大き目の容器で氷を作ったとしても、こんな形状にはなり得ない。

グラスにほとんど水滴が付いていないというのもあり得ない。
マイ例会に冷えたペットボトルを持ち込もうものなら、表面にはあっと言う間に水滴が付く。
除湿機の効いた、湿度の低い状態で撮影したのだろう。

別嬪さんと差し向かいで飲むという設定もあり得ない。
CMでは、翌朝という設定だろうか、明るくスッキリした表情の別嬪さんが、ベランダで体を動かすシーンで終わるのだが、これも疑問である。

さて現実なら、

氷は家庭用の濁った氷である。あるいは、透き通った氷に拘って、コンビニに買いに行っても良い。なかなか適当な大きさの氷が見当たらないが、ようやくひとかけらの氷をみつけグラスに入れる。残った氷はもったいないから、フリーザーに入れるが、冷凍食品の隙間に押し込むことになるであろう。

グラスに氷を入れて、ウィスキーをとくとくと注ぐ。扇風機の部屋では、あっと言う間に水滴がついてしまうであろう。グラスを持つ手が滑りこぼしてしまうかも知れない。大惨事である・・・。
別嬪さんとは程遠い嫁はんが出てくるが、怖い顔をしている。笑顔で飲むなんぞ考えられない。もう一杯、もう一杯と飲み続け、翌朝は二日酔いで頭が重い・・・。嫁はんの冷たい視線。ベランダで体を動かす別嬪さんとはエラい違いである・・・。

ほんと現実離れした、きれいなCMである。
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by enantio-excess | 2007-09-20 23:10